桂川。

  最終戦桂川走ってきました。ここをC2で迎えられた事を嬉しく思う。
実は2年前、当時C2だった自分は、この桂川でマジで優勝を企んでおり、
その瞬間を目撃してもらおうと、両親や職場の上司を呼びつけスタートしたが、
結果ものの見事に大敗したという過去があったからだ。
なので桂川はC2という強い思いが、先週の優勝に繋がったのかもしれない。


  そして今日、再びC2のスタートラインに着く。懐かしい匂いだ…。
周りを見渡すとおなじみのメンバーから、スキルシマノ辻選手をはじめとする
強豪がひしめき合って63名。その中にはもちろん武山さんもいる。
なんとか2列目に並ぶことが出来スタートしたが、やはり有力選手らが飛ばし、
やや出遅れてしまう。このコースで最初に出遅れると上位は望めない。
キャンバーな土手セクションが待ち構えているからだ。
必死で追い上げを図るが、スピードがC3とまるで違う。
結局20番手くらいで土手に入り、ノロノロ状態に陥りトップに行かれてしまう…。
これで今日の目標は、武山さんや出来ればビッグネームを抜く事に切り替える。
しかし武山さんはすぐ後ろにいるではないか。ワンミスで抜かれてしまう。
すごいプレッシャーを賭けられつつ2周目を終え、残り周回板を見たら「4」。
まだこんな状態で4周もあるんかい。このままでは武山さんに刺されるのも
時間の問題とも思ったが、きっと武山さんや他の選手も苦しいはず。
とりあえず現状維持で周回をこなし、武山さんの迎撃に備える。
そしてそんな時、武山さんの転倒シーンが確認できた。
ここは引き離すチャンスと思い、ダンシングアタックでなんとかかわす事に成功した。
それに勢いづいた自分は、そのままペースアップしN田さんにまで追いついた。
N田さんとは、2年前のここで優勝した人物であり、間違いなくビッグネームである。
迷うことなくアタックをかけ、2年前の雪辱とばかりに一気に抜くことができた。
そしてファイナルラップ、フィリップ社長がタイヤめくれで止まっておられたが、
遠慮することなくパスさせて頂き、最後のストレートをモガいてゴールした。
結果13位。97%と残留基準も一発クリアのレベルだったので満足している。
そういう意味では、’07はいいスタートを切る事が出来ているのではないだろうか。
とりあえずシーズンまでは、冬トレ続行ですね…。