年末は・・・。

 皆様、お久し振りです。ここ最近ずっと当マンションのアフターサービス規準による
補修工事の協議に追われております。11月上旬に建物診断を行って頂いたのだが、
診断してもらって話が終わりというのではなく、そこから診断内容を基に
デベロッパー及びゼネコンを相手に補修工事の交渉をしなくてはならないのである。
なぜなら、もともと建築工事の中身は専門的で判りにくい性質を持っており、
ましてや業者側にしてみれば補修にお金を出すという事は何のメリットもない訳で、
補修を依頼しても簡素な工事で済まし、もっともらしい説明で住民を納得させて
終わりというパターンが極めて多いからだ。
そこで、診断して頂いた専門家の方に、我々の不利にならないように引き続き、
補修工事の交渉にも参加して頂いている。
そして、設計図面や各種データ等を照らし合わせて作成した診断内容の文面を
先方に提出し、まず補修案を作成させ、それが適正な工法・数量かをチェック。
後日先方と、住民の前で裁判的な形式で協議会を開き、専門家の方による徹底した
仕様書・図面等からの裏付けされた指摘に、先方は返す言葉が無く沈黙状態。
それでも簡単に条件を聞いてはくれないのなら、論より証拠という事で、
更に後日現場による現物確認に入る。そういう協議を繰り返すうちに、
なんと突然、ゼネコンの担当者が退社してしまったのだ。
何があったの?どういうつもりや?という気持ちでいっぱいになったが、
引継ぎの担当者の方がしっかりされている方なので何とかなりそうなのだが、
いまだ決着は付かず、結局このまま年越しになってしまいそうだ…。
それにしても、お願いしている専門家の方は、建物診断から代理交渉までを一人で
こなしてしまう腕の持ち主で、改めてプロのすごさを実感した次第であります。