千年の歴史・・・。

いよいよ『おかえり』事、還幸祭の日でありました。

『おかえり』の三ノ宮社の巡路は、三ノ宮神社を出発しまずは葛野大路七条〜西小路花屋町の地元から、西大路七条〜旭日の社〜御前八条〜千本御旅所までを8の字に巡る。

そこから七条通りを一気に西進し、再び地元区間を経て、天神川五条〜郡衣手神社〜四条通り〜松尾大社までという途方もない道のり・・・。


足元は履き慣れてない地下足袋なのでかなりの負担。

それでも担ぎ手は担ぎポイントとなると『ホイット、ホイット!』と声を掛けあいをながら血を騒がせ担ぎ挙げます。

その中に『猫下』と呼ばれるポジションがあり、そこは神輿本体のご神体の真下で猫のように背中を丸め、頭、首、体全体を使って神輿を支えている文字通り縁の下の力持ち、まさに男の中の男が入る場所が『猫下』なのです・・・。


そして松尾大社に着いた頃にはすっかり辺りは暗くなり、赤鳥居から提灯で彩られた参道は最後の担ぎ区間

クライマックスは神輿を担ぎながら階段からの門くぐり。

そして拝殿回しを3周半暴れ回り、『差し上げ』といって本殿前で神輿を胴上げながら『ホイット、ホイット!』の大合唱。

最後は神主様より神輿からご神体を本殿に戻され還幸祭は無事に終了。


20:00、用意してもらったバスになだれ込み白衣の集団は地元(日常)へと帰っていきました・・・。


とても、長い一日でありました・・・。