Carbon。
先日、 国産超高級スポーツカーの工場を特集している番組があった。
そこは利益は二の次。 巨額なブランド価値を高める戦略商品の生産現場。
そしてそのクルマの骨格はなんとカーボンファイバーコンポジット。
まさにカーボンは性能向上の鍵。 強さはスチールの5倍、重さは4分の1しかなく
F1のレースマシーンや航空宇宙産業でも使われる先端素材。
より軽くより高出力ならよりスピードを出すことができるのです。
スピードこそがスーパーカーの命。
う〜ん、 そんな夢の素材を使用しているロードバイクってホント贅沢品。
しかしカーボンモノコックフレームを採用するメーカーは数多いが、
その製法にまでこだわるメーカーは少ないそうなんです。
カーボンは理想的な性能を持つ素材である反面、 非常にデリケートな素材でもあり、
その製造環境をキッチリ管理しないと高性能をフルに引き出せないそうです。
そこで注目されるのがオートクレーブ製法。
それはいわば大型の圧力釜を使用し、 カーボン繊維に特殊樹脂を染み込ませ、
高熱・高圧力で焼くことで、 素材内部の空気を除去する事が出来、
極めて強く、 極めて軽いフレームへと繋がるのです。
そしてカーボン素材自体のクオリティーの高さで定評のあるのが東レ製TORAYCA。
そのT700クラスのハイモジュラス1Kカーボンを使用したアシンメトリックモノコックフレーム。
その素材と製法の採用こそが今回 「BASSO DIAMANTE] を選んだ大きな理由です。
※1Kカーボン・・・網目ひとつに入っている繊維の本数。 1K=1000本
ちなみにツールを2連覇したP社の〇OGMAも1Kです。